1,“みさを”さんを知ろう
みさをさんの思い出をそれぞれ語りました。
私はさをりに出会った30数年前、世の中のシステムが障がい者を分けようとする中で、さをりの世界は障がいがあろうとなかろうと一つの世界を共有出来る事に感動しました。
“みさを”さんは、私たちが着ているさをりの服を、本当によく観察されていました。
もとむ君の織った、絹のあざやかなピンクとグリーンのドレスは着る度に
「エエワー、あんたピンク似合うよ」と…いつの間にか私の横に“みさを”さんが…。本当に不思議でした。
今、そのドレスは私の宝物です。
教室の生徒さんが14年前、さをりのイベントに参加した時“みさを”さんに紹介しました。その生徒さんが現役教師だと知り、「あんた、教えちゃあだめよ、教えちゃあだめよ」と言われて戸惑った事を
“みさを”さんの思い出でとして良く話されています。
そして彼女は、今、織り上がった布をどれも「ほんとにいいね素敵だね」と感じられると…さをりに出会ってなかったら、頭だけのものだったかも知れないと語っています。
一人ひとりのさをり服をいつも鋭く観察されていて、その時の思い出を皆さん忘れられないものとして語っています。
“みさを”さんの孫である達也さんは、子供の頃からおばあちゃんの所へ行くと仏壇のお部屋で孫たちを前に、いつもさをりの話を…おばあちゃんとの思い出は、さをりオンリーだったようです。
2,ファッションショー
糸棚をバックに狭いスペースでしたが、発表する側も、見る側も一体になって楽しみました(さをりのファッションショーはどこでもできるのだと再確認…)
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