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「さをり」とは |
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「さをり」とは |
1913年生まれの城みさをが57歳(満55歳)1968年から考案し始めた織りです。
「さをり」の為ならどこの国へでも飛んで行つてしまう程燃えて いて、いつも私たちの方が反対に元気をもらっています。 彼女はよく 月一つ影さまざまの踊りかな (道元) を例えにそれこそ今にも踊りだしそうに身体中をつかってお話をされます。 人間は誰しも生まれながらにして、親からもらったそれぞれの感性を 持ちあわせていて、それは教えるものでも、教えられるものでもないのだと言います。 今、織り布は水力や空気を利用して、あっと言う間にきれいな布ができあがる 時代です。布を織るのは機械にお任せすればよいので、機械ではできないもの この世に一つしかないものを織って身にまとう、それが「さをり」なのです。 | |
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「さをり」の織りの精神は |
「布を織るのでなく、自分を織る」「織ることを通して、絵を描いたり
詩を書いたりするように、作品の中で自分を見つけて欲しい」
心の中に住み着いている既成概念を追い出し、自由奔放に自己表現
できるようになったときの喜びは、たとえようもありません。 ですから「さをり」は「心を織る」にこだわりつづけるのです。 | |
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「さをり」の語源 |
「みさを」の」「さを」と「おり」「り」をかけたとか
いろいろの説があるようです。
私の差織り・・・人それぞれ生まれながらにして皆違う。 その違いを、ありのままを織る。差を織る・・・以前から城みさをさんは、言われていましたが、 改めてさをりレポート362号に書いていらっしゃいます。 私もこの差を織るの気持ちを、いつも忘れないようにと、心に決めました。 |
さをりのこころ
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